【寓話】谷底の神父

FROM,中島

 

投資家が「お金」よりも大切にしていること

という本を読みました。

私も30歳を超え、「お金」とちゃんと向き合う必要があると思い、

まずはマインドからと上司から進めてもらいました。

1、2冊読んだだけのまだまだヒヨッコですから「お金ってこうなんですよ。」

だなんて到底お伝え出来ませんが、

本書の文中には寓話(いわゆるイソップ物語)になぞらえた解説がいくつかありました。

それがブラックジョークが混ざっていて面白かったので

本日はそんな【寓話】をご紹介します。

 

谷底の神父

 

ある谷底に教会がありました。

そこにいる神父さんは、その教会に、そして、その地域の為に、何十年と力をつくしていました。

ある時、数百年に一度という大洪水が、その教会がある地域にやってきました。

谷底には、どんどん水があふれてきます。

村人がその神父さんを助けにきて言いました。

「神父さん!!早く逃げましょう。今なら丘の上にいけば助かりますよ」

しかし、神父さんは

「大丈夫です。私はずっと神様を信じていますから、絶対に奇跡が起こります」

そういって、谷底の教会に残り、お祈りを続けました。

しかし、神父さんが祈っても、洪水の水は一向に引く気配がありません。

ついに、洪水の水は神父さんの足元まできました。

すると、ボートに乗った村人が神父さんを助けにきました。

「神父さん!危ないです!このボートに乗って逃げましょう!!」

と助けに来てくれました。

それでも、神父さんは

「いや、大丈夫です。必ず神様が助けてくれますから、心配しないでください。」

そういって、神父さんは屋根にあがり、お祈りを続けます。

いよいよ、水は教会の屋根の上まできました。

そこに村人がヘリコプターに乗り、縄ばしごを垂らして言いました。

「神父さん!!死んでしまうから、はしごにつかまってください!本当に助けたいんです」

しかし、神父さんは

「大丈夫です。必ず神様が助けに来てくれます」

と言って、助けを断ります。

その後、神父さんは水にのまれ死んでしまいました。

 

なぜ神父は死んだのか

 

何十年も神様にお祈りしていた神父さんは、天国に行くことができましたが

洪水から逃れる事は出来ず、死んでしまいました。

天国の入り口で神父は神様に質問しました。

「私はずっと神様のためにお祈りをしてきたのに、どうして奇跡は起きなかったのですか!?」

すると神様は答えました。

「3回も助けてやったぞ」

物語の中で村人は神父を心配して3回も助けに来ましたが

結果的に神父は神がよこしたそのチャンスを3回とも逃していた。

というお話でした。

神父さんは神は信じていたけど、人は信じていなかったんですね。

 

チャンスを逃してませんか?

 

冒頭に戻りますが、投資家が「お金」よりも大切にしていること

の中ではこの寓話になぞらえ、いつだって人には「機会(チャンス)」しか与えられない

という戒めと解釈としていました。

なんとも皮肉なブラックジョークがこもった寓話でしたが、

私としてはかなりしっくりきた内容だったので紹介してみました。

これは本当にたまたまですが、エイチツーでは文末に納入事例を紹介していることが多々あります。

今回も本当にたまたまリン酸マンガンの循環ろ過装置の事例を紹介してますが、

この事例、目に触れる機会(チャンス)をどうするかは、貴殿にお任せ致します。

納入事例|リン酸マンガンの循環ろ過装置

 

PS,こういった寓話や故事など見る角度によって解釈が変わったり、

戒めになっているようなお話は個人的に超好きなのですが、

反応が良ければ物語のご紹介の機会を増やそうと思ってます。

ご感想お待ちしております。