FROM,中島
「あぁ、えーと、ニスケ!ニスケ持ってきて!」
プラント工事で、配管作業や据え付けは自社で行うのですが、
電気工事に関しては協力会社さんに助っ人を頼む事も多々あります。
そんな中、電気屋さんがよく電線をチョイスするときに「○スケ」という単位を使いますね。
一応我々もポンプの一次側のケーブルで使う単位ではあるのですが
この「スケ」って何の略かご存じですか?
私は恥ずかしながら数年前まで存じ上げなかったんですが、スケって・・・
スケは何の略?
この「スケ」、どう勘違いしていたか、という点ですが、
当時私はてっきり太さの事をスケという単位で呼んでいて、「スケール」の略だと思っていました。
ある時、電線のサイズを調べることになり、改めて確認したところ勘違いに気が付いた次第です。
2スケや3.5スケなどのように使われている「スケ」はスケアの略称とされ、
もとは英語の square(スクエア)を意味したものとされます。
全然スケールじゃありませんでした・・・お恥ずかしいばかりです。
製品の表示でよく使用されているスケの単位が「sq」なのもここからきているんですね。
sqとAWG
電線(より線)の断面積を表したものとしてこの「スケ」という単位が使われますが、
ややこしいことに「スケ」と混在して、もうひとつ使われている単位があります。
それは、日本では太さを表す規格の「AWG」です。
電気屋さんとか(本職の方)なら2スケが14AWGだとか、5.5スケが10AWGだとか
すぐにわかるかもしれませんが(私たちは配管サイズのA呼称とB呼称なら得意なんですが、、、)
全ては覚えきれませんので、必要な時は表を確認する事を前提として
これだけはチェックしておきましょう。
スケ(sq)の数字は小さいほど細く、AWGの数字は大きいほど細い
例)0.05スケ=30AWG
ややこしいわけです、片や小=細、片や大=細ではこんがらがるも当然。
でも、スケの意味が断面積だという事がわかったので、スケが小さい数であれば
それが太さにも直接反映される。と想起しやすなるので今後間違うことはなさそうですね!
電気もある程度わかります
よくきくけど意外と曖昧なままにしてる事も多い、「スケ」について
珍しく真面目に解説してみました。
我々ポンプメーカ―ではありますが、ポンプを手段とした流体エンジが得意分野となります。
スケに限らず、電気系統が絡む制御系も得意としておりますので
流体移送にお困りの際は我々が制御も一貫してご提案させて頂きます。
ユーザーさんへエイチツーを選んでくれた理由を訊いてみた資料はコチラから↓
クリックするとイプロスダウンロードページに飛びます