エアダイヤフラムポンプ | トラブル事例(再起動不良編)

FROM,内和田

 

「ポンプが再起動しないんだけど!壊れちゃった!?」

 

エア駆動式ダイヤフラムポンプでよくあるトラブルの1つに再起動不良があります。

今回はその原因と解決方法について、代表的なものを3つご紹介します。

 

「エアダイヤフラムポンプが動かない!? どうしよう!」というときにぜひ参考にしてください!

 

1.供給エアの起動圧力が低い場合

 

【原因】

供給エアの圧力がポンプを起動させるのに十分でない場合があります。

 

【解決策】

  • エア供給圧力を確認し、適正な範囲に圧力調整したり、エア供給圧力が保てるよう、エア配管を太いものに交換します。
  • エアラインを点検し、異物や詰まりを除去します。
  • 動力のエアバルブが2方弁タイプの場合は、3方弁タイプに交換する。これにより、ポンプ停止時にポンプの内圧を大気解放することで、起動時の圧力をより高く保つ事ができます。

 

 

2.駆動部の擦動部が摩耗している場合

 

【原因】

駆動部の擦動部が摩耗すると、ポンプの動作が正常に行われないことがあります。

 

【解決策】

駆動部のオーバーホールを行い、摩耗した部品を交換する必要があります。

 

 

3.排気マフラーの目詰まり

  (冬季は凍結の可能性もあり)

 

【原因】

排気マフラーが目詰まりすると、エアの流れが妨げられ、ポンプが正常に動作しません。排気マフラーは消耗品として、定期的な交換を推奨しております。

また、冬季には凍結の可能性もありますので、ご注意ください。

 

【解決策】

排気マフラーを交換する。

※冬季には特に注意して、マフラーが凍結していないか確認することが重要です。

 

 

心当たりはありましたか?

 

トラブルが発生したとき、まずは上記の3つを確認してみてください!

トラブルシューティングのポイントは、まず原因を正確に特定し、適切な対策を講じることです。

 

 

「こんなトラブルが起きたときはどうすれば良い?」等、トラブルシューティングに関するご質問がありましたらぜひお問い合わせください!

 

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