FROM,三苫
テレビでドラマやバラエティーを見ているとき、いいところでCMが入り「ちょっと!なんでこのタイミングでCMなんだよ」と思ったことはありませんか?
youtubeのようにスキップ機能もなく、ただただ「早くCM終わってー!」などとイライラしながらやり過ごすこの時間・・・
そこで、テレビCM1本の長さ(尺)、番組内におけるCM時間の割合などを調べてみました!
実はテレビ番組におけるCM量の割合、1時間番組の場合を例にすると・・・
基準があったんです
民法放送民間放送には「”日本民間放送連盟放送基準」というものがあり、番組内でのCM放送時間数の上限が決められているそうです。
つまり、1時間番組だと大体6分くらいがCMの合計タイムになります。
もっとたくさんCM流してる気がするけど・・・気のせい??
CM1本あたりの尺のせいで長く感じるのでは!?
ということで、今度はCM1本の長さについて調べてみました!
CM時間の歴史
テレビで放送されているCMは15秒か30秒のものがほとんどで、放送時間合計で見ると、30秒CMよりも15秒CMのほうが2倍くらいの本数になるそうです。
ほかにも60秒とか90秒もあるのですが、珍しいのでなかなか目にすることはないようです。
ちなみに、60秒や90秒の長尺CMは物語形式のものが多いらしく、
私も昔見た、田舎の母が離れて暮らす息子に語り掛ける物語形式のCMが記憶に残っています。
「小春日和は春の天気ではありません。あたな一度親戚の前で若干(じゃっかん)を「わかせん」と読みましたね。母は恥をかきました」
と母が息子に語り掛け、私も母を思い出ししんみりとした気分になっていたところに突如ジャパネットたかたの社長が現れ、あの独特の声で
「ジャパネットたかたの電子辞書!」
とCMが始まり、
「なんじゃそりゃ!」とズッコケたものです。
こうやって記憶に残るのも長尺CMの良いところかもしれませんね。
話は戻りますが、日本での民間放送が開始された当初は生コマーシャルが一般的で、1~2分の長尺CMが主流だったそうです。
その後、録音や録画の技術が開発され、60秒や30秒で制作されるようになりました。
その後、1961年には5秒CMも誕生したりしたのですが、5秒という短い時間で印象付けるためにどんどん過激なキーワードを発するようになり、「テレビが低俗なものになった」との批判があがり、5秒CMが減少していったそうです。
これらの経緯を経て15秒という尺がスタンダードとなったのです。
そもそも人間が集中していられる時間は短い!
そもそもテレビCMを集中して見ることは少ないですよね。
好きな番組を見ていて、その延長でCMを目にするだけで、1つ1つのCMがどんな企業でどんなCMだったかなんて覚えていません。
そんな中でいくら長いCMを放送しても見られないし飽きられる、、、かといって短くしても印象に残そうとするあまり過激になる、、、
というところで15秒という尺が妥当なものになっていったのではないかというのが結論です。
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動画1本あたり3~5分程度になっており、飽きずに見てもらえるちょうど良い尺になっています!
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