微妙な壁「信書」

From.内和田

 

ご自宅や会社宛てにDMが届くことはどなたでも経験ありますよね? そして、送る側の仕事をされている方もいるかと思います。

弊社でも特にBtoB事業では個人のお客様にDMを送る機会が多いのですが、実はすべて自社で制作しています。

チラシ1枚でも、いかにお客様に興味を持って見てもらえるか、わかりやすいか等を考えながら、デザインや文字の大きさ、フォント、文言など、いろんなパターンを作ってみたりと人知れぬ苦労があるのです。

 

しかし、そんな苦労の末完成したDMが水の泡になり兼ねない最後の難関、「信書」というものをご存じでしょうか?

 

「信書」の壁

 

DM制作にあたって、自分が送っているDMが「信書」かどうかは必ず確認しておくべきことです。

なぜなら、信書の取り扱いに関しては郵便法で定められており、法律で定められた特定のサービスで送らなければ違法になってしまうからです。

 

ちなみに「信書」とは、

郵便法で定められた「特定の受取人に対し、差出人の意思を表示し、または事実を通知する文書」のことです。

つまり、文書に受取人が記載されていたり、特定の受取人に対して差し出す趣旨が明らかになっていたりすると、信書に該当する可能性が高くなります。

たとえば、文書に「○○様へ」、「会員様へ」など、受取人が特定される場合は信書扱いになります。

 

また、受取人が記載されていなくとも

「先日は○○を購入して頂きありがとうございます」

「いつも○○をご利用いただきありがとうございます」

といった文言が記載されている場合も、特定の受取人が明らかであると判断され「信書」に該当します。

信書は定形郵便、定形外郵便、レターパックなら郵送可。しかし「ゆうメール」「ゆうパケット」「クリックポスト」は信書送付不可です。

 

DMを「ゆうメール」で送りたい!

DM発送の際、普通郵便よりも安価でポスト投函可能で便利な「ゆうメール」を利用したい!だけど「信書」の壁がある・・・。

今回は、そんな「信書」の壁に挑み続けた私たちの記録を共有させていただきます。

DM発送を考えている方の参考になれば幸いです。

 

壁①

NG:「いつも〇〇(弊社製品)をご利用いただきありがとうございます」・・・具体的な商品名が入るとNG

OK:「いつもご愛顧いただきありがとうございます」「いつも当社サービスをご利用いただきありがとうございます」

 

壁②

NG:「弊社製品をご愛用いただいているあなたへ」・・・「あなた」という表現がグレーなためNG

OK:「ご愛用中の方 必見」「ご利用中の方 必見」

 

壁③

NG:「ご愛用者様 必見」「ご愛用者様のお友達 必見」・・・「様」という表現も信書とみなされるためNG

OK:「ご愛用者 必見」・・・「様」を付けなければOK

 

壁④

NG:「損することにならないか、今ご愛用頂いているお客様には感謝の気持ちを込めて」

OK:「損することにならないよう、感謝の気持ちを込めて」

 

壁⑤

NG:「ご愛用者様 必見」「ご愛用者様へ」

OK:「ご愛用者様向け」

 

どうでしょうか? ほんの少しの微妙な言い回しで違ってくるのです。

いずれも『同じことじゃん!』と思えるくらい微妙ですよね。

しかしこの「信書」の壁を乗り越えないと発送できないんです!

 

このような制作者の苦労を経て送られてくるDM。もし弊社からDMが届いた際には絶対に捨てずに見てくださいね!

 

コレって移送できるの?

という微妙な流体や、他社さんにお断りされた流体はありませんか?

お困り事がありましたらぜひ私たちにご相談ください! どうにかして壁を乗り越えるための方法を考えます!

 

そんな私たちの頼もしいポンプ、エアダイヤフラムポンプADDシリーズなら、動力が圧縮エアのため発熱・発火の心配なし!高粘度液の移送も可能です!

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