FROM,中島
1歳半になる息子に祖父母が買い与えた
「はじめてづかん1000」という図鑑絵本。
これ、最近「そんな仕組みなの!?」と大そう驚いたので共有します。
付属のペンで本の中身(例えば犬の写真)をタッチすると、
その被写体をペンが「いぬ」と読み上げるのですが・・・
チップじゃないの!?
添付の写真がまさにその図鑑絵本なのですが、
かなりきわどい所、例えば犬のしっぽの先や耳の先などを
ツンとタッチしてもペンは「いぬ」と高感度で反応します。
子供向けの本にしては5000円程するちょっといい本なので
分厚いページの中にチップのような物が内蔵されてて、それにペンが
反応しているのだろうと思っていました。
ある時、息子がその本の1ページを破いてしまった時の事です。
修復しようとした断面からは想像していた「チップのような物」は出てこなかったんです。
子供絵本の大人技術
考えてもみたら確かにチップ説は破綻していて、
実はこの「何もない所」、犬と猫の間のスペースをタッチすると
「コンッコンッ」と、ここには何もないですよ。の音が鳴ります。
埋め込まれた何かに反応しているにしては、さすがに複雑すぎます。
となると、このペンは一体何に反応して識別しているのでしょう?
調べてなるほど、と思ったのですが、このような音声ペンには
【ドットコード】と呼ばれる技術が使われていました。
何でも、音声ペンで該当箇所に触れる→光学モジュールがドットコードを感知→
音声ペンに装備されたICによりドットコードが解読→埋め込まれた番地番号を取得→
番地番号に紐付けされた内蔵音声ファイルをメモリーから読み出す→音が再生される
という仕組みとなっているのだとか。
これなら合点がいきますね。
先ほどの表面をよーく見ると、、、
ぱっと見ではわからない程、細かいドットが敷き詰められています!
ご存じでしたか?
このドットコードという技術は20年以上前にQRコードと同じ原理で
広く知れ渡った技術となるようです。
僕は恥ずかしながら今回初めてこの技術を知ったのですが
子供向けの絵本ひとつとっても大人の技術力が集結しているんだなぁ~と、えらく感動しました。
今ではこういったコードも専門知識のない一般人にも作れるようになったりと、
技術は年々身近なものとなっているんですね。
本日はそんなQRコードを利用して
コンクリート製品の製造工場の敷地内に降る雨を中和したい!
そんなご相談を頂いたpH中和装置の納入事例をご紹介しますね。
あなたのモジュール(スマホ)で以下のコードを読み取ってみて下さい。
※リンクも貼ってあるので普通に閲覧も出来ます。