FROM:舛田
このお話は私が20歳の時に単身アメリカへと旅立ち、スリリングでエキサイトなアメリカ一人旅を記録したものである。
若輩者がアメリカにかぶれにかぶれまくったストーリーです。
※前回のあらすじは上記リンクよりご覧いただけますと幸いです。
いざ、Santa Monicaへ!
時差ぼけが直らない私は、眠気眼を擦りながら車を走らせ、サンタモニカへ!!!!
車を走らせハリウッド気分に酔いしれながらハンドルを握っていると、とある信号交差点にて警察官(LAPD)に停められる。(もちろん私以外にも一斉停車)
なぜなら、交差点で白昼堂々の映画撮影。(ドラマや映画の撮影かも?)
まじかよ!誰だ?誰だ?胸が躍り、一生懸命車からのぞき込む私はやはり観光客。
少し恥ずかしい姿の私がガラス越しに映ったところで通行止め解除。この時点で、私はこう思った。
「もし、次撮影や有名人に遭遇してもクールに冷静に、さも日常かのように平然としてやろう。」20歳の私は、なぜか変なプライドがあった。しかし、どこからどう見ても日本人。
パンクバンドを組んでいた影響もあり西海岸の魅力の入り方がおかしかったのである。
そうこうしているうちにSantaMonicaへ到着!3日目ということもあり、日本食が恋しかった。。。
とにもかくにも日本食が食べたい!!!
味噌汁、否、MISO SOUPが飲みたい。Nattouが食べたい。もう止まらないぜベイビー。私の目は日本食レーダーに引っかかり、ひとつのお店の前で立ち止まる。
サード・ストリート・プロムナードに並ぶ小さな寿司店。(名前忘れてしまった。。。)
そこのご主人、日本人で夫婦で営んでおりました。物凄く美味しかったです!味噌汁やマグロ、白身も絶品です。私も日本人なので、奥様やご主人とお話しさせて頂きました。
バンドをやっていること、テナーサックスを吹くこと、サーフィンをすること。いろいろ喋りました。
すると、奥様の口から信じられないことが!
舛田、世界的な大物と出会う。
寿司屋の奥様(以下奥様):「あなた、バンドやっているのね。SexPistols(セックスピストルズ)ってグループのジョンって知ってる?」
舛田:「いや、知っているも何も。。。ロックの神様レベルですよ。」
奥様:「そうなの?よく常連できていただいているのよ。会ってみる?奥の個室で今イギリスの雑誌の記者からインタビュー受けているわよ。聞いてきてあげるわね!」
舛田「…まじかよ。俺やったよ母ちゃん!(何もやっていないが何故か成功した気分だった。)
奥様「いいわよ!ジョンがおいでって言っているわよ!」
そして、私はセックスピストルズのジョンと対面するのであった。
Sex Pistols John様登場!!
John:「ヘイ!はじめまして。バンドやってんだって?名前はなんだい?」←もちろん英語です。
Masuda:「マサカズ・マスダです。マサって呼んでください。」←なんちゃって英語です!
John:「マサか。いいね。日本人だな?テナーサックスならジャズかい?」
Masuda:「はい。あなたは神様です!」そう。私はテンパってしまい、ひたすらあなたは神様ですと答えていたのである。
話のかみ合ってない、いい感じのテンパり具合に、インタビュアーでもあるイギリス記者に、これまたいい感じで感動して言葉に詰まっていると勘違いをされる。
インタビュアー:「日本人の男性がロックの神様と出会う的な感じで記事書きたいから、マサくん、いいかい?」
John:「彼はダメだ。一般の方だから、迷惑かけちゃうよ。そのかわり1枚撮ってあげてくれ。」
その貴重な貴重な1枚は帰国後、SDカードを飼い犬にかじられデータがなくなりました。だが、確かにあの日あの場所で私はJohnと写真を撮り、握手をし、会話をしたんだ。忘れもしないよ。あの空気感。
そしてジョンは2週間後、何かを犯し逮捕されると現地のTV報道で知ろことになる。
忘れないよ…。John…。
そうこうしているうちに、あっという間に夕方。ホテルに戻ろうと車へ。
フリーウェイに乗りダウンタウンへ行こうとするが、ひとつ奥のインターで降りてしまった。
そこは、サウスセントラル地区。おや?どこかで聞いたことあるような…。
出国前、友人からしつこいほど言われていました。
友人:「いいか!ダウンタウンで宿をとるなら、サウスセントラルだけは近づくな。夕方前には店も閉まり、ギャングがくるからな!」
そのサウスセントラルへ日本人の私が日が暮れた夕方一人で間違えてしまい突入!!
車も通らない。店がほんとに締まっており、鉄格子状態。カメラを構え(先ほど申したが、このカメラのSDカードは現像後壊れるのであった)ゆっくりと車を走らせる。
すると、メイン通りの交差点で何やら怖そうなお方がたくさん。(ちなみに上半身裸)
交差点で昼間見た映画の撮影なんかではなく、ソファーを交差点の真ん中に置き、ボスっぽい怖いお方が水着のお姉さまを両腕にかかえ、音楽のリズムにのりPV(プロモーションビデオ)を撮影しているのであった。
すると一人のいかにもギャングな人が近づいてくる。書いていいのか分からないが間違いなくデニムのお尻側に無造作にピストルを差していたのを私は見逃さなかった。
舛田、ギャング絡まれる!!
怖い人:「何しに来たんだ?迷ったのか?見ての通り撮影中なんだ。邪魔だからここは通れないぜ!」
マスダ:「かっこいい!あなたたちはアーティストなんですか?うわ、かっこいいな!はい、すぐ立ち去ります。」
怖い人:「おぉ、そうか?だったら少し見ていっていいぜ。今車が動いても、逆に迷惑だからな。」
なんと、私のごますり作戦がギャングを気持ちよくしてしまい、1曲取り終わるまで待機させられ、訳の分からない言葉を発せられるが、やはり返す言葉はなく、ついには車が動き出すことはなかった。
やっとの思いでホテルに到着。ホテルの中庭にはお洒落なプールサイドがあり、BARがあった。
※実際のBAR
昼間に食べた寿司とはちがい、ステーキを頬張る私。ビールを流し込む私。今日も生きていたと実感。
少し酔った私はその日を振り返る。昼間のロックの神様との出会い。公道でのギャングの撮影会。
やはり私は持っている。こんなエキサイトなスリリングな経験ができたんだ。地球の歩き方にも書かれていたが夜の地下鉄が危ない?ナイトスポットが危ない?
普通じゃ物足りない!!厳しさが欲しい!!
私はその危なさを求めているんだよ!明日からもっと攻めていこうと計画を立てるのであった。
しかし翌日、この時はまだ別のギャングに恐喝されるとは誰も思いもしなかった。(笑)
普通じゃない環境?大歓迎です!!
お客様には仕様環境や、止められない生産ライン…。
様々な環境があるかと思います。
高温でポンプが止まってしまうor故障してしまう。
薬品で腐食がひどく壊れてしまう。
ポンプのON-OFFの繰り返しが大変。
などなど…。
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勿論、機器は壊れてしまうもの。ですが、オーバーホールや点検等、アフターサービスもご対応しています!!
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